STORY 物語紹介

闇の中からアナタを見つめる。

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ヒーロー

主人公

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2017年9月29日 ダウンロード販売開始(1,944円)

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1200DL記念

 


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カウントダウン0


カウントダウン1


カウントダウン2


カウントダウン3


カウントダウン4


カウントダウン5


カウントダウン6


カウントダウン7

900DL達成記念SS


※凍時目線なので事実と異なるところがあります
※表現にR18要素を含みます



『西条凍時は確信する』 作・雪華


 よく美人は三日で飽きるというが、あれは愛がないゆえの言葉だろう。――そう西条凍時は確信する。証拠に今の凍時は、もう二ヵ月近く彼女を眺め続けているのに飽きない。それどころか執着心は増すばかりで、一分一秒も目を離したくないと思っている。
 対する彼女も凍時を一心に見つめ返してくれている。多少敵意が混じっているが、あと数百回と抱けば、逃亡を諦めて愛してくれるだろう。その日が来るのが、凍時は楽しみでならない。
(愛してくれるのなら、仕方なくでも、錯覚でも、なんでもいい。待ちきれなくて、どうにかなってしまいそうだ)
 彼女が愛してくれるか、もしくは妊娠したら、こんなホテルのスイートルームなんかじゃなくて凍時の家に移動する予定だった。けれど……今のところその兆候はない。
 やや焦りが生じたが、凍時が用意した部屋で幸せそうに笑う彼女を想像して気をしずめる。
 世界中のどこよりも快適に過ごせるよう、屋敷のほうの迎える準備は万端にしてあるのだ。改装費と調度品を揃えるのに数千万かかったが、愛しい彼女のためならば安いくらいだった。
(なんて幸せなんだろう。もうすぐ、君と俺の夢が叶うよ)
 凍時は鼻歌を歌いながら、粥をすくったスプーンを彼女の前に差しだした。
 ちなみにセックスしたばかりだから二人とも裸だ。
「はい、あーん♪」
「……」
 食べる前に我慢ができなくて抱いてしまったせいだろうか、彼女は難しい顔をして凍時を見つめた。眉間に皺を寄せるほど二回戦目が待ちきれないのだろう。
「ごめんね。俺も早く君を抱きたいんだけど、夫としては弱っている妻をそのままにはしておけないだろう?」
 早くキスしたい気持ちを抑え、もう一度スプーンを彼女の口もとに運ぶ。
 けれど可愛らしい唇は、貝のように閉ざして開かない。
「食べないと体力がもたないよ。それとも君は、こんなところで餓死するつもりなのかな」
 彼女は無言で首を振り、肩を落とした。
 凍時のために元気になろうとしてくれている健気な様子に、胸を打たれる。感動のあまり指先を揺らしながら、彼女が食べてくれるのを待った。
 やがて薔薇色の唇が開かれ、控えめな動きで粥を含んでいく。
「どう? おいしい? もし不味かったらコックをクビにしよう」
 彼女はなぜか一瞬困った顔をして、それから小さく頷いた。
 凍時はほっとして次の一口をすくう。
 そうして、すくっては食べさせ、飲みこむのを見つめて……と繰り返している内に、なんだか親鳥のようだな――なんて思った。可愛らしい唇がパクリとスプーンをくわえる度に、愛おしさで胸が締めつけられる。可愛いと叫びながら身悶えたい心境に駆られた。
 凍時がニコニコしながら最後の一口を差しだすと、彼女はまた眉間に皺を寄せて身を引いた。
「どうしたの?」
 彼女の視線の先を見おろして、ああ、と納得する。
 癒される一方で、もよおしてしまったらしく、凍時のものは腹につきそうなほど反り返っていた。
「はは、ごめん。君があんまりにも可愛いものだから、ついね」
 恥ずかしいなぁと言いながら皿をベッドサイドに置き、彼女の腰を抱き寄せる。
 一回目に激しくしすぎたのか、彼女はややぐったりした様子でされるがままになっていた。
 脇の下に両手を入れ、少し腰を浮かせる。
 さっき注いだばかりのものがコプリと溢れ、彼女の白い内腿を伝い落ちた。
「ああ、もったいない。早く蓋をしないと……ね」
 いきり立ち、びくびくと痙攣し続けるものを再び彼女の中に沈める。
 彼女も先ほど達したせいか、先端はつかえることなく、容易に最奥まで辿りついた。
 ちゅぅっと先端に吸いつかれる感覚がたまらなく気持ちいい。
 衝動に任せて腰を突きあげ、痙攣する子宮口をぐりぐりと圧迫した。
 彼女は敵意のこもった目――きっと恥じらっているのだろう――を凍時に向けながらも、嬌声を漏らして首を振る。
 もうだめ、という可愛らしい抗議を耳にすれば、もっと興奮して肉棒が硬くなった。
 それに応じるように中が狭くなる。
「んん、この中の感じ……、またいきそうなの?」
 耳元で囁けば、彼女が真っ赤な顔をして、いやいやと首を振る。
 照れやな彼女が求めやすいよう、凍時は一番感じる場所を重点的に突きあげた。
「恥ずかしがらなくていいんだよ。ほら、いっちゃいなよ。俺もびくびくしてる君の中に、たくさん注ぎたい……」
 悲鳴のような声をあげた彼女が、凍時を突きとばして腹ばいになる。
 凍時は震える細腰を掴み、微笑みながら猛ったものを突き入れた。
 ひぃ、という悦びの声が聞こえる。
「わかったよ。今日は後ろから思いきり突きあげられてイキたいんだね?」
 答えが返ってくる前に腰を打ちつけ、最奥を突く。その度に彼女の肢体がびくんと跳ねて、中が激しく蠕動した。
「女性が達した時に受精すると高確率で男の子になるっていうから、今できたら男の子かなぁ。んっ、はぁ、はぁ……ふふ、どちらでも最高だよ。待ちきれない。あぁ、可愛い、可愛いよ……早く俺の子を孕んで。細胞レベルで一つになりたい」
 快感のあまりか、彼女が涙をこぼす。それをベロリと舐めとって、うなじや肩口にキスの雨を降らせた。
「んっ、あぁ、いく……っ、いくよ。はあ、っ……愛してる、君を愛して、るっ!」
 きつい中をこすりあげ、一番奥で熱を解放する。
「っ、はあ、はあ、あー……まだ、出てる。君が可愛いから、ぜんぜん、止まらないよ」
 大量の精子が尿道を通り、びゅくびゅくと溢れる――たまらない悦楽に全身を震わせる。幾度か腰を打ちつけて奥へ奥へと流しこみ、しばらくしてからようやく動きを止めた。
「最高だよ……。君はどこまでも俺を夢中にさせる」
 ぐったりとした体を抱きなおし、震える唇を吸いあげる。
 その柔らかな感触を堪能してから口を離すと、照れやな彼女が、うつろな瞳で呟いた。
「――最低……」
「ふふ、今日も恥ずかしがりやさんだね」
 彼女が正直になれるのは、まだまだ先のことらしい。


<了>


*****************************

1800DL達成記念SS



※ヒロインの子供目線です。次世代を見たくない方はご注意ください。




『西条光は見た』 作・雪華


 あの男の手にかかれば不可能なことなど無い。富も名声も、おそらくは人の命ですら思いのままだ。――羨望と畏怖の念をこめて、そう評される男、西条凍時。
 しかし彼の八つになる息子の光は、そうした世間の評価に首を傾げる時があった。
 確かに凍時は仕事の面においては完璧で、部下や他社員にも尊敬されている。けれど光の母の前では、途端に弱くなるのだ。誰と話す時よりも声が柔らかいし、拗ねられると土下座をせんばかりに頭が低くなる。一心に妻の愛を得ようとする姿は、時に哀れになるほどだ。
 母はというと、どんな時でも余裕があり、どっしりしている。体格の話ではなく、性格のほうだ。太古から齢を重ねた大樹のごとく、大らかで慈愛に満ちた印象の人だった。
 光は思う。世間は凍時を恐れるけれど、帝王と呼ばれる父を御せる母のほうが、実は「怒らせると恐い人」なのではないかと。

 それを確信したのは、とある夜に夫婦の寝室の前を通った時だった。
 一人寝の寂しさから、こっそりベッドにもぐりこんで甘えようと企んでいた光は、しかし悲壮な声で足踏みをした。
「あぁ、お願いだ、許してくれ」
 聞いた瞬間は、また凍時が母にキスをしすぎたのだろうと思った。たまに公の場でもキスをねだる凍時は、母に怒られているのだ。
 光は父である凍時を尊敬しているし、大好きだが、そういう我慢のきかないところは直したほうがいいと思っている。
 少し注意してやろうとした光だったが、父の手がいつになく母の体をなぞっていることに気がついた。それに二人は、上半身が裸だ。
「……?」
 大人びているとはいっても、所詮は八歳児。性愛に疎い彼には、彼らが何をしているのか、まだわからなかった。
 首を傾げ、扉の隙間から二人の動きを観察し続ける。やがて凍時が母の脚を舐めはじめた時、光は本能的に、ぞっとした。舐め方が気持ち悪いとかそういう話ではなく、凍時が醸しだす雰囲気がねっとりとしている気がして、恐かったのだ。
 もっと恐ろしかったのは、母の微笑だ。柔らかなその表情には、慈愛と冷ややかな敵意が同居していた。
「仕方のない人」
 ぽそりと言った母を、凍時が縋る目で見あげる。
「許してくれるのかい?」
「私が許さなくても、抱くのでしょう。さあ、どうぞ。お好きになさって」
 普段の社長夫人としての気品あふれる母にはない、妖艶な仕草で脚を開く。
 凍時は狂ったように歓喜し、すぐに落胆した。
「……愛してると言ってくれ」
「嫌ですよ。他の言葉なら幾らでも言ってあげますから、駄々をこねないで」
「っ、俺は愛してる!」
「あら、うふふ、そうですか」
 酷く優しい母の目は……光を見る目とは全然違った。
 八歳の光にはどう表したらいいのかわからなかったが、とにかく全身に鳥肌が立って、情けないことに少々おもらしをしてしまったほどだ。
 その場に留まっていられず、光は震えながら走って自室に戻った。

「ど、どうして母さまは、あんな顔を……?」
 逃げるようにベッドに跳びのり、羽毛布団を頭まで被って、どきどきとうるさい胸を押さえた。母方の血筋に似たのか、心臓の弱い光は、ずきりとした痛みをおぼえて涙をこぼす。
「きっとあれは、夢なんだ。朝おきたら、いつも通り……」
 呪文のように繰り返す内に、だんだんと眠くなってきて、いつの間にか夢の中にいた。

 翌朝、まさしくいつも通り微笑む母を見て、光は直観的に悟った。
 母は、父に何らかの仕返しをしているのだと……。


<了>